|
バイブレータ
日本国内の物理探査の震源として主流であった爆薬(ダイナマイト)は、昭和50年ごろを境に騒音、振動公害の問題から急速に減少し始め、現在では、山間地や住民の少ない地域で使用されています。しかしながら、都市化が進んでいる地域でも、物理探査の必要性があり、安全性、環境保全の観点から非爆薬(高圧空気、重錐落下、バイブレータなど)の震源が日本国内でも必要になってきました。特に最近では、都市部での地下構造調査や活断層調査など都市地域での調査も多くなり、ますます環境保全、安全性の観点から非爆薬震源が使用されるようになっています。
非爆薬震源の代表例として、バイブレータ、油圧インパクタ、エアガンが挙げられます。
バイブレータ(Vibrater)は、米国の石油会社であるCONOCOが開発導入したバイブロサイス(VIBROSEIS)と呼ばれる石油探鉱手法で使用される震源であり、この2つ用語の区別は、ほとんどされていません。特に大型バイブレータ(Model Y-2400)は、当社が石油探鉱調査のために導入したものです。今日では、当社が12台所有し、地下構造調査や活断層調査などにも欠かせない震源となっています。また、ミニバイブレータも1台所有しています。
震源としての特徴は、Sweepと言う連続した振動を地面に伝え、それを何回か繰り返すことによって、一回のエネルギー(振動)が小さくても、それを足し合わせること(スタック)によって、エネルギーを増大し、ノイズもキャンセルする効果が生まれます。その結果、都市部での調査に適している震源として機能しています。
油圧インパクタ油圧インパクタは、当社が開発した窒素ガス加速式重錐落下のパルス震源であり、探査深度別にJMS-400、JMS-200、JMS-65の3つのタイプがある。当社は、油圧インパクタを国内の反射法調査やVSPなどで使用し、震源として改善を加え、海外の石油・石炭調査に使用しに、実績を上げながら、現在では台湾へもJMS-65を販売している。
震源としての特徴は、パルス波を地面に送り込み、スタック(震源の足し合わせ)が容易で、掛けやや雷管発破より、
作業効率を上げることが出来る。
パルス震源でありながらノイズ環境下でもある程度対応できる。
エアガンエアガン(Airgun)は、水中用震源で高圧空気(2000psi)を鋼鉄製のエアチャンバーに圧入し、チャンバーを密封しているピストンを動作させることにより、水中に圧縮空気を放出する。水中で急激に膨張する空気は、弾性波パルスを発生させる。
震源としての特徴は、パルス波であるが、二次バブルを発生するためアレイを組んで、二次バブルの発生を抑制する。また、単純パルスにするためウエーブレット処理を行う。最近の技術革新により、発生する二次バブルを水中で消去する機能をもったエアガンも開発されている。
|