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 ● 震探データ処理・解析
◆ 通常データ処理
通常データ処理は、反射法地震探査で取得したデータを地震断面図に仕上げる作業です。通常データ処理は以下に示したような工程で行います。図-1 処理フロー概要
 

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図-2 現場記録(一定間隔で選択し並べたもの)

 
(1) データ編集
現場データを処理計算が可能な形式に変換するとともに、発震した位置や受振した位置の情報を入力し、地下の状況をよくあらわせるようにデータを並べ替えます。
 
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図-3 データ編集(CMPソート)

 
(2) 振幅補償
地下のより深いところからかえってきた地震波は振幅が減衰しているので、平均的な振幅になるように補正をします。
 
(3) デコンボリューション
現場で取得される地震波は、震源波形や観測システムの特性といった様々な影響により変形を受けており、そのままであれば地下のイメージをよく表現できないため、シャープなパルス状の波形に変換します。
 
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図-4 振幅補償とデコンボリューションの適用(図-2の記録に対して)

 
(4) 静補正
陸上調査の場合、ごく浅い層の地震波の伝わる速さの違いや標高の変化が最終的な地震断面図に対して大きな影響をあたえますので、これを補正します。当社はこの補正値を、地震波が地層の境界面にそって伝わる時間を読み取り、iRASとよばれる解析ソフトを用いて計算します。
 
(5) 速度解析
地下の地震波が伝播する速度の分布を解析します。これは次に述べるNMO補正に使用されます。当社はこれをiVASというソフトを用いディスプレー上で解析しています
 
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図-5 iVASによる速度解析

 
(6) NMO(Normal Move Out)補正
地下構造が徐々に明らかになっていく重要な工程です。同じ場所で発震し、受振したデータに仮想的に変換することにより、現場で取られたデータが形作るイメージのゆがみをかなりの程度補正します。
 
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図-6 NMO補正の適用(図-4の記録に対して)

 
(7) 重合
いよいよ、処理のクライマックスです。同じ地下からかえってきた地震波を含むデータの数十から数百のトレースを1本のトレースに足し合わせ、不要な地震波を抑制し、有用な反射波だけを強調した重合断面をつくります。
 
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図-7 重合記録断面図

 
(8) マイグレーション
重合断面にのこっている地下構造の歪みを補正し、正確な地下地質構造の反射波によるイメージをつくりあげます。
 
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図-8 時間マイグレーション断面図

通常データ処理では以上の工程を経て、最終的な地震断面図が仕上がります。 この通常データ処理には、最近ではさらに精度が高く、ノイズを軽減する処理手法が開発され、加えられてきています。